司法書士田中康雅事務所

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「誕生日おめでとう。はい、プレゼント。 君が喜ぶ顔が見たくて・・・・」

若いカップルによくあるワンシーン?!
それが何であれ。やはりうれしいものです。

「はい、サンタさんからの贈り物」
「わ~い。ありあとう」

子どもがいるお家ってこんな感じかしら。

ところで、僕は仕事がら、よく相続対策のいっかんとして、
「贈与」や「遺言」の場面にでくわします。

なぜか冷たい感じがする言葉(と思っているのは僕だけかもしれませんが、)
「贈与」、「遺言」

貰うほうも、すごい喜んでいるようにはみえません。
なんか、手続きっぽい感じもします。

きっと何かがたらないだろうなぁ(想像)
僕にもそれがなんだかはわかりません。

ためしに、言葉をちょっとかえてみました。
「贈与」→「プレゼント」

そう!
「贈与」は彼氏やサンタさんと同じ、「プレゼント」・「贈り物」。

たとえば、配偶者への居住用財産の贈与をする場合、
「いままで、ありがとう、あまり何もできなかったけどほんの気持ちだよ」
と言葉を添えるだけでちょっと違った感じになりませんか?

それが、25年目の結婚記念日(銀婚式)だったら。

こう考えてくるとなんだか楽しくなってきます。

こんな気分で、贈与をしたり、遺言を書くと
今までと違ったかんじになるかもしれませんね。

以上が昔書いたブログ。
で、最近贈与税申告が増えています。

H26年度贈与税の申告状況。
申告書提出 51万9千人 前年分比5.6%増。
うち納税人 36万6千人   同11.1%増。
申告納税額 2803億円   同63.1%増。

くれぐれも相続税対策だけにならないようにしたいですね。
贈与税を払ったとしても、相続財産の持ち戻し制度である、
特別受益には十分配慮が必要なのはお忘れなく。

このことは、また別のときに書きたいと思います。

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