司法書士田中康雅事務所

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2021年4月21日
「相続登記」と「住所氏名変更登記」の義務化が国会で成立しました。
(2021年4月28日公布)

相続登記義務化の施行日は2024年4月1日です

内容は以下のとおりです。

1「相続登記の義務化」

 
   被相続人の相続人であること
      及び相続財産の中に不動産があると知った日から

  3年以内に相続登記申請が必要です。

 、
 
  ✓「申請義務違反の効果」
     正当な理由がなく申請を怠ったときは10万円以下の過料です

  ✓「施行日は」
     2024年4月1日からです。

  ✓「施行日に開始した相続の期限は?」
    原則2027年3月31日までに登記が必要です   

  相続登記はいつまで?改正法施行日前の相続開始編ブログ

  ✓「相続人申告登記(仮称)」の創設
    相続が開始した旨
    及び自らが当該所有権の登記名義人の相続人である旨
    を申し出ることができる制度を創設。
    上記申請期間内にその申出をした者は、
    相続登記義務を履行したものとみなされます。

2「所有権登記名義人の氏名住所の変更登記義務化」


       氏名又は住所の変更があったときは、
  2年以内に、変更登記申請しなければならない。

  ✓「申請義務違反の効果」
     正当な理由なく、申請を怠ったときは、5万円以下の過料です

  ✓「施行日は」
     公布日より5年以内ですので、
     2026年4月28日までのいずれかの日からになります。

以上が主な概要ですが、
登記義務化が進むと、
自分で登記を全部しようと思われる方と、
相続の専門家に任せてしまおうと思われる方に
分かれると思います。

そして、年数が進むにつれ、
情報が増えていきますので、
自分で相続登記する方が多くなると予想しております。
登記申請は、そんなに難しくありません。
もちろん一人でもできます。

相続で大切なのは、
「誰がどこを相続するのか」
です。

どのように遺産分割するか。
あるいは
どのように遺言等生前対策をするか
です。

そして、
その遺産分割、遺言等生前対策が
・法律上問題は生じないか
・家族間で納得しているか
・税務上不利益はないか、あるいは有利な?ものなのか

等を考慮することが大切です。

相続についても情報が多く存在します。
事例等もたくさんでていることでしょう。
日常生活と違い相続は生涯に数回しか出会わない事象です。

ご自身で調べて行った相続手続について、
相続の中身が皆さんにとって適切だったか。

たとえば、こちら
川崎市麻生区稲城市相続なんでも相談ブログ
「とりあえず母が相続! ホントに大丈夫?」

お一人でやる場合でも、
その検証はぜひ行ってみてください。

ちなみに
相続登記義務化についてもっとお知りになりたい方は
セミナーやりますので、参加してみてはいかがでしょうか。
内容はこれから相続のお仕事される方向けですが。
8月17日18時からZOOMです。

NPO法人相続アドバイザー協議会ホームページ

川崎市麻生区稲城市の相続手続
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